キラーワールド

第六章 Sixth Kill

「あ、やっほーブリーズ!」

マンション跡前に立っていた少女、白苺はぶんぶんとこちらに手を振る。

「久しぶり」

「やっほ〜白苺♪」

ブリーズは軽く会釈し、
レーンはにこにこと手を振る。

「アイツはアタッカーズキラーってトコのボスの白苺な」

留禁君が気を利かせて教えてくれた。

「おー初めまして〜、
私は白苺ね、よろしくキルちゃん♪」

「よ、よろしくお願いしますっ。
・・・?」

なんだろう、この人と前に、
会った気がする・・・。

確か、
ジンお姉ちゃんがいつも家に連れてきた友達だったような・・・。

・・・まあいいや。

私は思い出しかけた記憶を放り出して、皆と共にフミバケ学園へと向かった。



それが、
"彼女"にとってどんな残酷な事かという事も知らずに───。

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