1/1ページ目 ひらひら舞う花弁をそっと、手のひらで包み込んでみた。 よく目を凝らして見てみると、君の唇に似た淡い春色。 吹き抜ける風に身をゆだねて、少しばかり深呼吸した。 微かに香る季節の匂いに、また新しい日々が始まりを告げる。 君が立ち止まって歩けなくなったら、 僕が手を差し伸べるよ。 怖がらなくていいよ、一緒に歩こう。 移ろいゆく景色の真ん中を、手をつないでかけぬけよう。 君も知らない虹のアーチまで全速力で。 変わりゆく日々の中心で、僕らは笑ったままでいよう。 僕しか知らない君の笑顔を見ていたいから。 時は立ち止まる術を無視して、ひとりでに歩いていくけど、 毎日同じ時間の中、僕と君は昨日と違う僕らを探そう。 今日一日が終わるのが早いと思う。 まだまだ今日のうちに、 君に話し足りないことがあるのに。 暖かかった季節が終わりを迎え、寒空がやってくる日々になっても、 手をつないで、笑って過ごせますように。 多少不安な夜が来て、君が悲しみに打ちひしがれたら、 君以上の笑顔を送り届けるから。 地平線の向こうに見えた太陽の光を、 僕らは目の当たりにして、また明日への力にしよう。 移ろいゆく景色の真ん中を、手をつないでかけぬけたら、 僕らしか知らない、二人だけの物語が見えてきた。 そして未来のまだその先が、蜃気楼に見えてきたら、 二人しか知らない、新しい言葉を綴っていこう。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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